伝統工芸ギフトショップ 什物堂
165,000円
宋時代軸装(212.0×73.6cm) 紙本・水墨
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165,000円
唐時代軸装(195 x 62.7 cm) 紙本・設色
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157,300円
金時代額装(56 x 141 cm) 紙本・水墨 武元直は十二世紀の北方王朝・金の人。蘇東坡の名編「赤壁賦」によせて古来多くの画人が「赤壁舟遊図」を遺していますが、この武元直の図は現存する赤壁図の中で最も古いのみならず、筆頭に推される作品。屹立する絶壁の鋭い縦の線、それを柔らかく受けとめる河波のゆるやかな曲線、霞の中へ淡く遠ざかってゆく山並み、そして遠景と左右両端の近景が織りなす対象の妙は名状しがたいものがあります。希少な金時代の絵画の中でも特筆に値する一作で、宋時代から元時代への絵画史の欠如を補う極めて重要な作品です。
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165,000円
唐時代 軸装(182.5×70.0cm) 桐箱入・解説小冊子付 宮中の11人の女楽士が、晩餐の後でもあろうか、あるものは琵琶をつまびき、箏を奏で、笙を吹いたり、またあるものは耳をかたむけて拍子をとったり・・・と和やかに奏楽の練習に励む姿が鮮やかな色彩で描かれています。画面左には侍女が髪をあげまきに結い、西洋の楽器オカリナに似た壎という陶製の楽器を吹いている楽士の後ろに立ち、大きなテーブルの下には一匹の犬がうずくまっているのが見えます。このように宮中の日常的な様子を細かに描写したこの図は、唐時代の風習の一端をうかがい知る重要な資料ともなっており、髪の結わい方、身につけている衣装、さらに彩色に使われた顔料などから、唐時代晩期の作品とするのが定説化しています。仕女の豊満な姿態はあの樹下美人の典型を示すもので、唐時代の絵画の気品を漂わせる数少ない一品です。
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68,200円
唐時代 額装(71.3 x 91.8 cm) 渋箱入・解説小冊子付 宮中の11人の女楽士が、晩餐の後でもあろうか、あるものは琵琶をつまびき、箏を奏で、笙を吹いたり、またあるものは耳をかたむけて拍子をとったり・・・と和やかに奏楽の練習に励む姿が鮮やかな色彩で描かれています。画面左には侍女が髪をあげまきに結い、西洋の楽器オカリナに似た壎という陶製の楽器を吹いている楽士の後ろに立ち、大きなテーブルの下には一匹の犬がうずくまっているのが見えます。このように宮中の日常的な様子を細かに描写したこの図は、唐時代の風習の一端をうかがい知る重要な資料ともなっており、髪の結わい方、身につけている衣装、さらに彩色に使われた顔料などから、唐時代晩期の作品とするのが定説化しています。仕女の豊満な姿態はあの樹下美人の典型を示すもので、唐時代の絵画の気品を漂わせる数少ない一品です。
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132,000円
宋時代軸装(212 x 67.8cm) 絹本・設色 劉松年(十二世紀末〜十三世紀始)は浙江銭塘の人。清波門に居を構え、俗に劉清波とも暗門劉とも呼ばれました。南宋の考宗の淳熙年間に画院の学生となり、紹熙年間にはそのすぐれて抜きん出た才芸をもって天子に召し出されるに至りました。張敦礼に師事して人物画、山水画をよくし、清々しくも力強い筆致は"神気絶妙"と評され、その画名はやがて師をも凌いだといわれてます。劉松年が活躍した宋時代には禅宗が流行し、それに伴なって禅寺の什物として仏教画が盛んに描かれました。この「羅漢図」はその代表的な遺品羅漢の円光背を透して画かれた?羅の樹々の描写、侍者の豊かな表情、また、鹿や猿、風景にみられる精緻にして重厚な画法。絵画技法の粋を尽した一時代を画した作品として重要な位置を占めています。
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110,000円
明時代軸装(200 x 48 cm) 紙本・水墨 董其昌(一五五五〜一六三六)は江蘇華亭の人。字は玄宰、思白・思翁と号した。書名はつとに高く行草体では明一代の冠と称讃されました。画にもすぐえた才能を発揮し、宋元時代の法を得て山水画を好んで描いたといわれています。署名に『容台集』、『画禅室随筆』があり、明時代の芸術論を代表する名著です。「ホウケイ訪古図」は董其昌四八歳の作。山や岩肌は長皴を積み重ねて克明に描かれ、観る者の目は、はるかな岩山からその裾野にしつらえた小さな草奄、そして近景の樹木と家屋へと移って奥行きの深い感動が湧き上がってきます。「爽朗にして瀟酒、秀潤にして蒼鬱、超然として出塵の感あり」と絶賛されたその筆墨の妙が十全に横○した佳作であり、明時代の南宗画の指導者として芸苑に絶大な影響を及ぼした董其昌の真面目を表わしています。
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88,000円
宋時代 冊葉・全12葉/絹本・設色 台紙寸法:40 x 40 cm 宋時代の花卉画の名手、林椿、趙昌、李嵩の代表作を含む団扇花卉草蟲図の名品十二件を集大成。 十二件品目 1、林椿:梅棠図 2、宋人:山茶霽雪図 3、宋人:秋葵図 4、宋人:芙蓉図 5、宋人:紫薇図 6、趙昌:杏花図 7、馬遠:倚雲仙杏図 8、李嵩:花籃図 9、宋人:香実垂金図 10、宋人:野疏草虫図 11、宋人:螽斯綿テツ図 12、宋人:草虫瓜実図
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110,000円
明時代軸装(186 x 41.6 cm) 紙本・水墨 徐渭(一五二一〜一五九三)は浙江山陰の人。花卉、山水、人物、鳥虫、竹石画に才能を発揮。その自由奔放な画風は後世に多大な影響を及ぼし、清時代の花卉雑画の先駆をなす位置をしめています。この榴実図は徐渭の作品の中でも熟紙を用いて希少な例で、一般の生紙を用いたものとは?墨の趣をいささか異にしています。図の右上に自ら題した行草書の五絶一首、「山深くして石榴熟す、日に向いて口を開いて咲う、深山にして人の収むること少なく、顆ゝ明珠走る。」詩書画三位一体となった徐渭の代表作です。
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132,000円
明時代掛軸(212 x 56.5 cm) 紙本・設色 仇英(一四九四〜一五五二?)は江蘇太倉の人。早くから彩色画を志し周臣に認められて教えを受け、自らは唐宋の名蹟に学びしばしば手本以上の出来映えをみせて古画の妙趣を会得。仕女画(美人画)と界画(宮室・楼台画)の名手として名を馴せ、明時代の四大家の一人に数えられています。また、山水画にも秀で、"寸人豆馬"の細密画に一格を有し、その気高い画風には他の画人の及びがたいものがあります。この図は仇英五七歳の作。一点一画もゆるがせにしない筆力で描かれ、とくに松の樹々や楼台のあたりに見られる絹糸のような繊細な画法は目を見張るものがあり、仇英の真面目を示す作画中の白眉とされています。図の上方には情景の幽遠さを謳いあげる陸師道の楷書による「仙山賦」があり、味わいをいっそう深みのあるものにしています。
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132,000円
宋時代軸装(212 x 66 cm) 絹本・浅設色 馬遠(十二〜一三世紀)は、光宗・寧宗につかえ、同時代の夏圭とともに古来、馬夏と並び称される南宋画院を代表する宮廷画家です。本図は、馬遠画のなかでも自然と人事が渾然一体となり、艶やかな詩情を作りだしています。遠くの山は夜の帳につつまれ、大松や松林とともに霞みつつあります。飾られた堂の内にはこれから始まろうとする新年の宴のため、人々が集い華やいでいます。梅の枝から透けて見える広場には、灯りをとった宮女たちが円を描いて踊り、画に上品な艶やかさを加えています。南宋絵画は自然と詩情を一体化し、微妙な写実の表現を深めていきました。本図はそうした南宋絵画の代表です。
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47,300円
唐時代 掛軸/絹本・設色 商品寸法:116 x 46 cm 韓幹:牧馬図 韓幹は唐の宮廷画家。馬を描いて古今独歩とうたわれました。そのころ理想とされた肥大な駿馬、黒白二頭が描かれる本図は、その神技のほどを余すところなく伝えています。馬のたてがみや尾、胡人の髯や衣服のひだ、すべての描線は力づよく、寸分の狂いも見せません。
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50,600円
江戸時代 五島美術館蔵 仕上がり寸法:130.5x29.8cm 作品寸法:17.8x16.8cm 緑の地に金で竹幹を描く。見様によっては竹林を思わせるものがある。 歌:『新古今和歌集』羇旅歌 誰となき宿のゆふべを契にて かはるある(ら)しをいくよとふらん 旅の歌。主が誰とわからない宿を夕暮になると必ず訪ねる。日ごとにかわる宿の主のもとをもう幾夜訪れたことだろう。
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143,000円
五代巻子(186 x 41.6 cm) 絹本・浅設色 趙寅(一四七〇〜一五二三)は江蘇蘇州の人。字は伯虎、号は六如居士。江南第一風流才子と自称し、仏教に傾倒した晩年の住まいを桃花?とよびました。詩書画いずれにも秀でた明時代の四大家中の一人です。本図にみられる斧劈皴とよばれる岩の描写法によって、唐寅宗時代の李唐(6頁)を学んだことがうかがえます。しかし唐寅は、李唐の骨ばった画面を、時に岩の斧劈皴の明部の墨を塗り残し、明時代にふさわしい明るい色調と、曲雅で洗練された趣に一変しています。画の中心となる初秋の岩陰、白滝の滑り落ちるほとりには二艘の舟をよせ、一人の漁師が興にまかせて笛吹けば、もう一人が手で拍手をとり、音は辺りの爽やかな空間にこだまします。五本の松の水辺から始まり、漁師に身をやつした陰者たちが住む庵をへて巻末の亭に至るまで、一筆として気の弛みがみられません。まさしく唐寅がの白眉といえる傑作です。趙幹:江行初雪図
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52,800円
平安時代 重要文化財 山種総合研究所蔵 仕上がり寸法:118.8x60.3cm 作品寸法:25.4x47.5cm 端正で、いかにも姿の美しい高野切第三種は、一種、二種と比べると、線質は若々しく張りがあり、字形に癖がないため、手習いの入門手本として使われる事が多い。 歌:『古今和歌集』雑歌下 宮廷に仕える貴族の厭世観や嘆きを歌うこの一連の歌は、いつの世も宮使えのつらさや盛袁があることをよく物語っている。
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52,800円
平安時代 五島美術館蔵 仕上がり寸法:118.8x53.4cm 作品寸法:20.1x31.5cm 「本願寺三十六人家集』伊勢集の断簡。本願寺がもとは石山(現在の大阪城)にあったことにちなみ、益田 鈍翁によって「石山切」と名ずけられた。書は平安後期の書風を示すが、西本願寺本の中でも名筆といわれる。多岐にわたる装飾技法からは、当時の高貴な美意識をうかがうことが出来る。 歌:『伊勢集』春秋の歌 秋風の音のもの悲しさ、紅葉の頃の時雨、そして春風と梅。自然の風物を題材にみずからの心情を詠んでいる。
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50,600円
平安時代 五島美術館蔵 仕上がり寸法:118.8x49.4cm 作品寸法:16.8x23.5cm 本阿弥切には数種の料紙が使われているが、本幅は縹色(藍系統)の紙に雲鶴文を刷り出している。筆の弾力を生かしたリズミカルな線に特徴がある。工芸家で、能書としても知られる本阿弥光悦が一部を所蔵していたのでこの名がある。 歌:『古今和歌集』物名・李の花、杏の花、橘、をがたまの木、山柿の木 内容とは関わりなく、歌の中にさまざまな植物の名が読み込まれている。春の終わり、人生の無常、秋のこおろぎがなどがテーマとして歌われている。
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88,000円
元時代軸装(212.0×73.6cm) 紙本・設色 王蒙(一三〇八〜一三八五)は浙江呉興の人。字は叔明。かの詩書画に長じた交人として著名な趙孟?の外孫にあたり、香光居士と号し、また元末には乱を避けて杭州」の近くにある黄鶴山に隠居したことから黄鶴山人、黄鶴山樵とも号しました。画については祖父・趙孟?の影響を受けましたが、のちに至ってすすんで唐宋時代の名蹟に親しく学んで新たに画風を築き、山水の構図に独自の境地をきり拓いたといわれます。この図は具区(太湖)の一角に重なりあって続く山々や、霜林中の家屋、また山間の滔々たる清流が岸辺を洗うさまを繊細、華麗な筆致で描写。王蒙の創案になるという山や石のひだを渇筆で描く皴法"解索皴"で写し取られた岩肌と、津動的な波紋が見事に調和しています。この佳作の最大の特徴は、繁雑にしてなお簡素な趣きと、濃厚にしていよいよ清楚な味わいが、観るたびに深まってゆく魅力にあるといましょう。
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110,000円
清時代軸装(200 x 51 cm) 紙本・水墨 ウン寿平(一六三三〜一六九〇)は江蘇武進の人。初名は格、字の寿平が世間で使われたため、後に正叔と改称。号は南田、その他に雲溪外史、東園草衣、白雲外史と称しました。〈詩格超逸・書格俊秀・画筆生動〉と評され、号をとって南田三絶と称讃された交人です。初期には山水画をよく描いていたものの、王?の卓越した山水に接するや、遠く及ばざるを語り自ら山水を放擲、没骨法による花卉画に専心するようになったといわれています。とはいえ、その山水画は元時代の画人の風気を得て一格を成しており、世に四王呉ウン(王鑑・王時敏・王?・王原?・呉歴・ウン寿平)と並び称されるほどの円熟を示しています。「倣ゲイサン古木叢篁図」は元末四大家の一、ゲイサンに倣ったもの。精緻にして伸びやか、柔和な筆使いで描かれた老木や草竹に南田画法の特質が余すところなく表出されています。
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88,000円
宋時代軸装(181.8 x 56 cm) 絹本・設色 米?(1051〜1107)は書画に巧みで一家を成し、書は王羲之、王献之父子二学んで宋四大家の第一に数えられ、画は薫源の法から出ているといわれています。古今の山水画にも精通しており、平明な中にも超俗の趣があふれています。全景をあたかも湧き起こるかのような茫洋とした雲や霞で覆い、樹木を簡略な筆致で表わす画風は「米家雲山」のと呼ばれ、同じく米?が創始した山影や岩肌に見られる墨点を積み重ねて描く「米点山水」の法とともに米?の真面目を表わすものとしてつとに有名。この図では簡素な奄や松樹のかなたに雲霞を挾んではるかな連山が描かれています。左下隅に「米?」の落款。さらに「怒騰龍勢、静奏する琴の音・・・千万年を越ゆるも以て我が心を慰めん」を称讚した宋高宗の行書題詩が一趣を添えています。
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198,000円
清時代掛軸(200 x 56.7cm) 紙本・設色 王?(一六三二〜一七二〇)は、江蘇常熱の人で清四大家の一人。二王(王鑑、王時敏)に師事し、自らも古人の名蹟の臨○に励んで一家を成しました。ことに唐宋以来の名家の画ですでに失われたものは、しばしば王?が臨○した作品によてその面影が伝えられています。南・北宗画を統一したと評されるその山水画は卓抜した風格を備え、友人であったあの〓寿平をして山水画を放擲せしめたという逸話が残っています。図は王?三八歳の作。溪山の紅葉、塔院や草堂を豊潤な色彩と緻密な筆致の見事な調和のうちに描いた、早年期の王?の天分がほとばしる逸品です。
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52,800円
平安時代 和泉市久保惣記念美術館蔵 重要文化財 仕上がり寸法:118.8x54.0cm 作品寸法:20.0x32.2cm 「本願寺三十六人家集』貫之集下の断簡。昭和四年「伊勢集」とともに分断された。料紙装飾は、切継という和紙を斜めに切って継ぎ合わせる斬新な技法、やや大きめの描き絵文様などが目立ち、「伊勢集」との違いを示す。筆者、定信の筆勢のある大胆な書とよく調和した名品である。 歌:『貫之集』下・春秋の歌 秋の歌は全山紅葉の景色を、春の歌は香り高く咲く梅の花を歌う。「人はいさ・・・」は百人一首にも取り上げられた名歌。
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50,600円
平安時代 五島美術館蔵 重要文化財 仕上がり寸法:131.5x37.4cm 作品寸法:12.8x12.4cm 寸松庵とは、お茶に縁の深い京都大徳寺の龍光院の塔頭にちなんだ名称。本幅は現存する寸松庵色紙の中でもきわめて保存がよく、料紙には美しい雲母刷りで瓜の文様が施されている。寸松庵色紙は、書の愛好家ばかりでなく茶の世界でも人気が高い。 歌:『古今和歌集』秋歌上・鹿 秋萩の花が咲いても尾上の鹿が喜んで鳴いている様。美しい秋の情景が目に浮かぶ一首。 としゆき あきはぎの花さきにけりたかさごの をのへにいまやしかはなくらむ
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165,000円
明時代掛軸(200 x 65 cm) 紙本・浅設色 王?(一三六二〜一四一六)は、江蘇無錫の人。金銭や権力に屈することなく、気に入った者からでなければたとえ寸紙、方絹たりとも受けることを潔しとしない高潔な人格者として衆目を集めました。詩文、画に優れ、一四〇三年に文淵閣に従事し中書舎人の位に推挙されました。山水の画法は始め倪?を師として竹石の名手として名を得ましたが、後に王蒙を学んで独自の画風を築き呉派文人画の先駆的な画人として重要な位置を占めています。図は王?晩年五三歳の作。溪流を挟む深い谷あいにいくつかの家屋が点在し、手前の林の木陰に立つ一軒の亭には数人の文人が会して清談を交わし、林のほとりを散策する者や舟遊びに興ずる者もいて、いかにも幽韻が漂う山林の情趣に富んだ作品に仕上がっています。
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165,000円
清時代軸装(199.5 x 69.7 cm) 紙本・水墨 名の宋室に生まれながら脱俗して僧となった石濤は、八大山人と共に今日最も高い評価を受けている清初の文人画家です。この図は同時期の画家で、清代の四王(王時敏・王鑑・王?・王原○)の一人に数えられる王原○との合作になるもので、二人の交友を跡づける重要な作品でもあります。石濤が墨の濃淡を巧みに使って竹と蘭の風になびく様相をみごとに表現、山水画の名手、王原○が土坡と石の入念な筆致で補っていますが、両者の卓越した技倆がここにはうかがえます。康○三十年(一六九一)、石濤・王原○四十八歳の作。清の皇族、博爾都(号問翁)のために描いた」ことが、右上の石濤の題記によってわかります。
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418,000円
宋時代軸装(212 x 109 cm ) 絹本・浅設色 郭熙は、河南温県の人。北方山水画の始祖李成を師とし、李成が旧来の三遠法によって自然の無限の境地を表現しようとしたのに対して、郭熙はさらに大気表現や明暗にまで及ぶ空間表現を重視し、より理想化された境地を完成させた画人として高名を得ました。山水画論「林泉高致」を著わして画の遠近浅深、四季朝夕の変化を論じていますが、この作もみずから早春図と題するように軽重濃淡を巧みに使い分け、早春の山林の景象を描いています。淡い墨で描く樹々の梢、濃い墨を重ねて描く樹々の根幹の描写は、後世の画人の簡素な表現とは大きな違いがあり、山や岩の輪郭の重厚な筆使い、樹々の芽吹くさま、頂に立ちのぼる雲霞の精妙な筆致に郭熙の並々ならぬ卓越した技量がうかがえます。早春図は伝世する郭熙画の中でも、范寛の谿山行旅図と双璧をなす北宋画屈指の名作です。
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